<08-04 2002年01月03日(木)公開>
アトピー性皮膚炎のある我が家の長女は1歳の誕生前からよく熱を出し、咳、鼻水と同時にゼーゼーするようになっていました。次女が生まれてしばらくし、長女が1歳も半ばを過ぎた頃、夕方にゼーゼーが始まった長女は、夜半すぎからどんどんひどくなり、薬を飲んでも良くなりません。横になって寝ると苦しく泣き叫ぶため、仕方なく夫婦交代で愛する娘を抱っこして夜を過ごしました。抱っこしていれば何とか眠れるようでした。明け方になってやっと呼吸は落ち着き、スヤスヤと眠れるようになり、夫婦でホッとしました。病院に連れて行き採血して調べたところ、ダニのアレルギーが陽性になっていました。部屋の畳のすきまに落ちているホコリをとって病院に持っていき、顕微鏡の下におき、覗いて見ました。すると、ホコリの中に何やらもぞもぞ動く毛だらけの生き物がいました。ダニでした。肉眼では小さなホコリがちらちら動くようにしか見えない小さな生き物。このダニの糞や死骸が我が愛する娘の体の中に入り込み、ゼーゼーさせ苦しめているのかとじっと顕微鏡を覗いていました。その時から、我が家のダニ対策が始まったのです。結婚前から飼っていた手乗りのインコは羽やフケが飛び散り、ダニの餌になっているようなので、実家の祖父母に預かっていただきました。部屋のダニは掃除機で吸い取りましたが、なかなか娘の症状は良くなりません。やはりゼーゼーを繰り返しました。寝具に掃除機を掛け始め、フィルターのしっかりした掃除機を入手した頃から、長女の喘息は良くなっていきました。しかし、その頃にはすでに次女もダニのアレルギーを起していました。
掃除機のフィルターが大切だとわかったのは次のようなことがあってからです。ある時から掃除機をかけている最中に次女が咳き込み喘息発作を起すようになりました。おかしいおかしいと思っている時、紙パックを替えようと掃除機のふたを開けてびっくりしました。フィルターが外れていました。ホコリはフィルターを通らずに排気されていたのです。フィルターを元通りにした後は、ゼーゼーはなくなりました。目にみえないダニを相手にするときは慎重さが大切だと痛感しました。