アレルギーっ子の生活

<05-19      2001年11月03日(祝)公開>

【アレルギーっ子の独り立ち】

 大きく育った子供たちはいつかは家を出て、自立した生活を行うようになります。子育ての間に、アレルギーっ子が生き抜いていくいくために必要な生活の知恵を教えていくことが大切です。自分は何にアレルギーがあるのか、またはあったのか、寝具への掃除機のかけかたと衣類の扱い方、ご飯の炊きかたと野菜のいっぱい入った汁物・味噌汁の作り方を覚えることが独り立ちのための最低の条件だと思います。それこそが、病気にならないための生活のわざだと思うからです。他の人に頼っているとアレルギーは治りません。自分で考え、自分で選べ行動できる子になって欲しいと願っています。困った時には、親や家族が一生懸命やったことが心や体の一部に記憶として残っていて、難問を切り抜けていける力となることでしょう。

独り立ちの時に持っていくもの

電気釜などご飯を炊く道具
まな板と包丁
味噌汁をつくる鍋とおたま
ダニ用の排気フィルターがついた電気掃除機
木綿の寝具、パイプ枕
必要な薬
お父さんとお母さんの愛
その他、様々。

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