アレルギーっ子の生活

<05-09      2001年10月16日(火)公開>

【野外キャンプの時の注意点】

野外炊飯の時の煙

 野外炊飯はキャンプの楽しみの一つです。自分で火を起こす工夫をしてやっと火がついて燃えはじめたときの感動はなかなかものです。火に触れることがあまりない都市での生活に慣れてしまった子供たちにとっては楽しいひとときです。ところが、煙に対する注意がされていないと悲惨な結果を招くことがあります。木材の煙はそれ自身が粘膜や皮膚にかなりの刺激を与えます。特に、スギ花粉症のある場合、杉の木を燃やした煙はかなりの刺激になります。目の結膜が赤くなり、痛かゆくなり、白目やまぶたは腫れ上がり目やにに悩まされることになります。もし杉材のカスがついた手で目をこすったりすれば最悪です。皮膚についた煙や燃やした灰は湿疹を悪化させ、吸い込んだ煙は喘息発作を起こさせます。煙を吸い込んだり、浴びたりしないように常に風上にいるようにしましょう。

花火の煙

 同様に手に持って楽しむ花火の時は、常に花火に対して風上になるように注意して下さい。毎年、アレルギーっ子たちが集まってキャンプを行っていますが、その時は喘息発作を起こさないように、遠くからでも見れる大き目の打ち上げ花火を行っています。

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