<04-10 2001年04月14日公開>
おやつ=お菓子と考える方が多いようです。実は、おやつは、食事と食事の間の小さなご飯と考えると、甘いお菓子をあげる必要はなくなります。小さな子供のお腹に入るエネルギーの量は少なく、朝食と昼食、昼食と夕食の間が長いとお腹が持ちません。そのため、10時と3時においも、おにぎり、お煎餅などお腹の足しになるものをあげます。2歳以下は10時と3時に、2歳過ぎたら3時におやつを食べるようにします。2歳すぎの10時のおやつは、遊びの時間が分断されるため与えないようにします。お腹が空いたことも忘れて、遊びに熱中することが大切です。
以下の表にある食物を食べると、天然に含まれる様々な化学物質のため、じんましんや気管支喘息などのアレルギー症状を起こすことがあります。その食物に対するアレルギー反応ではなく、食品に含まれている化学物質による反応です。体調が良い時は、注意しながらなら食べることが可能です。しかし、体調の悪い時やアレルギー症状を起こしている時に食べると、じんましんが起きたり、口や腸管粘膜・鼻の粘膜や気管支粘膜などが腫れたりしてしまい、アレルギー症状が強くなります。体調不良時に大量に食べることは避けましょう。熱を加えて調理すると反応や症状が軽くなります。但し、食べ過ぎると、仮性アレルゲンである食品そのものでもアレルギーを起こすことがあります。
| 含まれる化学物質 | 食 品 | 
|---|---|
| ヒスタミン | ホウレンソウ、ナス、トマト、エノキダケ、牛肉、鶏肉、発酵食品(パルメザンチーズ、ブルーチーズ、赤ワイン、みそ、しょうゆなど)、鮮度の悪い青背魚(サバ、カツオ、マグロ、イワシなど) | 
| アセチルコリン | タケノコ、トマト、ナス、ピーナッツ(落花生)ソバ、ヤマイモ、サトイモ、マツタケ、クワイなど | 
| セロトニン | トマト、バナナ、キウイ、パイナップル、メロン、アボガド、プラム | 
| チラミン | チーズ、ワイン、チョコレート、アボガド、プラム、バナナ、ナス、トマト、鶏レバー、ニシン酢漬など | 
| フェニルチラミン | チーズ、赤ワイン、チョコレートなど | 
| イノリン | サンマ、タラ、サケ | 
| トリメチールアミンオキサイド | エビ、カニ、イカ、タコ、アサリ、ハマグリ、カレイ、タラ、スズキなど |