アレルギーっ子の生活

<03-25       2001年01月28日公開>

【小さな子の砂遊び・土いじりに注意!】

 手にアトピー性皮膚炎がある場合、砂遊び・土いじりは注意をしなければいけません。土や砂には、ダニ、カビ、猫や犬のフケや毛・排泄物、花粉、ニッケル(金属アレルギーの場合)などアレルギーを起す可能性のある物が入っています。砂遊び・土いじりをして手が荒れた場合は、一時中止して治さなければいけません。砂遊びでアトピー性皮膚炎が悪化し、引っかいて傷ついたところからカビや細菌が感染してアトピー性皮膚炎をこじらせる場合があります。どうしても砂遊びをさせたい場合は大き目の粒の砂を買ってきてよく洗い、清潔な入れ物に入れて遊ばせてください。手に傷がなければ、多少の砂遊び・土いじりは大丈夫かもしれませんが、様子をみて、悪化するようでしたらもう一度考え直して下さい。

 道路沿いの場所で、自動車の通りが激しい場所では自動車の排気(特にディーゼル車の排気)に含まれる炭素の微粒子(DEP)が土の中に大量に含まれている可能性があり、触っているとアレルギーの悪化や手が荒れたりする可能性があります。この炭素の微粒子は、花粉症などアレルギーの誘発作用や直接的な細胞障害作用のあることがわかってきています。自動車の通りが激しい道路沿いの汚れた砂や土で遊ぶことは、やめたほうがよさそうです。同じ場所でたんぽぽなどの花をとって遊んでいるとたんぽぽなどの花粉症を起してしまう可能性があり、注意が必要です。ゴミ焼却のために排泄されたダイオキシンなどで汚染された土でも同じようなことが起こるかもしれません。

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