アレルギーっ子の生活

<03-17          2000年11月27日公開>

【アレルギーっ子の生活環境】

 アレルギーの原因となるものの多くが自宅の生活の中に存在します。日頃の自宅での生活をどのように過ごすか? この事がアレルギー症状を軽くするために大切な柱の1つになります。ただし、急にアレルギーとわかってできるものではありません。自分の家庭の状況に合わせ、できるところから実行されることを期待します。

 アルミサッシの窓枠が普及し、気密性の高い家にほとんどの人が暮しています。昔の床下に大きな空気の層があり隙間が多い日本の家屋は、寒いけれども高温多湿でカビが生えやすい日本の環境に適した住居でした。この日本型家屋ではカビは生えにくく、ダニも増えることはなかったことでしょう。ほこりも風とともに家の外に自然に出されていたと思われます。現代の高気密の家では人の力でほこりや環境汚染物質を外に出さなければなりません。気密性は高くなり、少ない燃料で暖かさは手に入れましたが、外気と室内の断熱を考えなかったため、室内は壁や窓で結露が発生してしまいました。結露は湿度を高め、暖かい室内温度といっしょになってカビの繁殖、ダニの急増をもたらしました。

 室内の中でも、特に布団の中は、子供では1日8時間以上、大人でも1日6時間以上いるところ、アレルギーなど起さないでゆっくり眠り体と心を休めたい場所ですが、実際はアレルギー症状が一番起こりやすいところです。立ち上がっていれば、鼻や口・目は高さ50センチメートル以上のところにありますが体を横にすればすぐ床の上にきます。床や布団の上に落ちたさまざまなアレルギーの原因物質や汚染物質を吸い込み・触り・口にしてしまいます。アレルギー対策の第一歩は寝るところの環境を整える事から始まります。

 ダニに対するアレルギーのあることがわかり、ダニの対策を始めようとする初心者の方がやらなければいけない最低のことは、
1)吸い込んだほこりが飛び散らないようにフィルターのきちんとした掃除機を用意すること、
2)布団専用のノズルを用意すること、
3)防菌・防虫剤の使用していない紙パックを用意すること、
4)枕をソバガラの入っていないダニのつきにくい枕(パイプ枕など)にすること、
5)寝具に掃除機をかけてダニの死骸や糞・カビなどを取り除くことです。

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