<02-02 2000年04月23日公開>
“アレルギー”が引き起こす病気は多種に及びます。ここに書き出した状態は『学問的な“アレルギー”』のみでなく、過敏症や“アレルギー”反応を起こすことで2次的に起こる病気や症状も含まれています。“アレルギー”の病気を起こした時問題となることは、“アレルギー”反応そのものだけでなく、“アレルギー”を起こしたことによって抵抗力が落ちた状態になること、つまり、感染症を起こしやすくなることです。そのため、前から存在してした病原菌が増えたり、新たに体内に侵入した病原体によって、皮膚や気道粘膜、腸粘膜は感染症の巣になり、様々な病気を起こすようになります。それがまた“アレルギー”を起こしやすくさせ、悪循環に陥ってしまいます。
アレルギーの病気 | 合併して起こる病気 | |
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消化器 | くりかえす腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、頑固な便秘、便秘と下痢をくりかえす(過敏性大腸炎)、自家中毒とよく言われる、口内炎、 口臭、地図状舌、くりかえす耳下腺炎、 へんとう腺肥大、のどの痛み、のどが脹れた感じ |
急性大腸炎、急性虫垂炎(俗にいう盲腸)、くりかえすへんとう腺炎 |
皮膚 | 湿疹、アトピー性皮膚炎、じんましん、ストロフルス、皮膚のかゆみ、汗をかきやすい、目の下のくま、 血管性浮腫、紅潮 アレルギー性紫斑病(腹痛、腎炎、紫斑、関節痛) |
とびひ(膿痂疹)、おでき、にきび、蜂窩織炎 |
呼吸器 | くしゃみ、鼻水、鼻づまり、鼻のかゆみ、鼻の痛み、 アレルギー性鼻炎、化膿性鼻炎、副鼻腔炎、臭いに敏感、 咳、痰、ゼーゼー、呼吸困難、のどがつまった感じ、 気管支喘息、喘息性気管支炎、喉頭浮腫、仮性クループ 動悸、胸痛、不整脈 |
急性気管支炎、急性肺炎、無気肺 |
泌尿器 | たんぱく尿、血尿、頻尿、おねしょ、アレルギー性膀胱炎、ネフローゼ症候群 | |
神経・精神 | 頭痛、偏頭痛、落ち着きがない、イライラする、おこりっぽい、急に興奮する、ボーっとしている、のろい、抑うつ 落ち着きがなく興奮しやすい状態とボーっとした状態をくりかえす(アレルギー性緊張弛緩症候群) 学習能力の低下、集中できない、判断力や自制心の低下、記憶力の低下、 悪夢をみる、うなされる、夜泣き、夢遊病 けいれん、頭が脹れた感じ、脳浮腫 |
脳炎 髄膜炎 神経痛 |
運動器 | 筋肉痛、関節痛、肩凝り、腰痛、疲れやすい | |
眼・耳 | 目のかゆみ、目やに、白目がゼリー状にはれる、まぶたがはれる、目のまわりがパンダのように赤くなる、アレルギー性結膜炎、 しんしゅつ性中耳炎、耳のつまった感じ |
急性結膜炎 化膿性中耳炎をくりかえす |
全身 | アナフィラキシー、アナフィラキシーショック (じんましん、全身のむくみ、全身が赤くなる、嘔吐、腹痛、下痢、頭痛、めまい、喉頭浮腫、呼吸困難、気管支喘息発作、血圧低下、意識喪失などを起こすアレルギー疾患の中で最も重症な病気) 起立性調節障害(OD)、自律神経失調、車酔い 全身のむくみ、意識喪失、けいれん |