アレルギーっ子の生活

<06-26      2001年08月18日(土)公開>

【アナフィラキシー学習会(アナフィラキシー患者会)】

 東京の食物アレルギーを持つ親の会(会長:海野りつ子さん)のメンバーがアナフィラキシー学習会を作りました。その第1回講演会の講師として1997年5月、東京に招かれ学習会を行いました。新聞やテレビでアナフィラキシーのことが取り上げられ、アナフィラキシーの情報が知られる度にアナフィラキシー学習会のメンバーは数が増えているようです。その会には、わが子をアナフィラキシーから守ろうとするご両親と、ご本人がアナフィラキシーを起こした経験をもつ大人の方が集まり、熱い雰囲気で交流を深めています。アナフィラキシーに関する様々な情報と新たな出会いを求めたい方は、アナフィラキシー学習会へ顔を出されたらいかがでしょうか?

連絡先:食物アレルギーの子を持つ親の会、代表 海野りつ子さん
〒272-0835  市川市中国分5−18−16
        URL:http://www1.u-netsurf.ne.jp/~oyanokai/

アナフィラキシー文献

アナフィラキシー総説

角田和彦:劇症型アレルギー.岩波書店、1998
角田和彦:食品添加物と突然死.食べもの文化166:36-401992
細井進:アナフィラキシーの病態・診断・治療.小児科診療309:777-7811998
田所憲治:アナフィラキシー反応の原因と病態.アレルギーの臨床16:724-7271996
中川秀己:アナフィラキシーと皮膚粘膜症状.アレルギーの臨床16:728-7311996
村田一郎:アナフィラキシーと循環器症状.アレルギーの臨床16:732-7351996
朱殷浩ら:アナフィラキシーと呼吸器症状.アレルギーの臨床16:736-7381996
十字文子:アナフィラキシーと消化器症状.アレルギーの臨床16:739-7441996
灰田美智子:アナフィラキシーと神経症状.アレルギーの臨床16:745-7471996

原因食物

渡辺和彦ら:そばアレルギー37例の臨床的検討.小児科臨床50:2029-20341997
中村晋:そばアレルギーにおけるshockそして死.アレルギーの臨床12:728-7331992
吉田晃ら:市販のドレッシング摂取によりアナフィラキシー症状を呈したソバアレルギーの1例.アレルギーの臨床16:364-3661996
角田孝彦ら:小麦粉による蕁麻疹とアナフィラキシー.アレルギーの臨床17:689-6921997
三宅健ら:キウイフルーツを初めて摂取してアナフィラキシーショックをおこした乳児例.アレルギーの臨床17:1026-10271997
伊藤佐織ら:松茸による食物アナフィラキシーの一例.アレルギー46:3051997
渡辺和彦ら:イカによる二相性アナフィラキシーを呈した1男児例.小児科臨床46:51-551993
白井敏博ら:魚の生食によりアナフィラキシーを呈した成人食物アレルギー5例の臨床的検討.アレルギー46:3051997
粕谷志郎、泉清弥:サバ蕁麻疹はアニサキス・アレルギーか.アレルギー39:2411990
日本水産学会編:魚類とアニサキス.水産学シリーズ(7)、恒星社厚生閣刊、1974
高増哲也ら:サケによる食物依存性運動誘発性アナフィラキシーの一例.アレルギー44:9451995
山田節ら:複数の魚類によると考えられた喘息児のFood dependent exercised-induced anaphylaxisの1小児例.日本小児アレルギー学会誌7、23-271993
Blanco C. et al:Anaphylaxis after ingestion of wheat flour contaminated with mites.J Allergy Clin Immunol99:308-313、1997
松本知明ら:ケナガコナダニ経口摂取によるアナフィラキシーの2例.アレルギー44:9451995
三宅健・三宅千代美:ゼラチン菓子(グミキャンディー)によるアナフィラキシーの1例.小児科39:105-1091998

ラパス貝

佐野正ら:ラパス貝によるアナフィラキシーの3例.静済医誌12:19-221995
十字文子ら:巻貝が関与した食餌依存性運動誘発アナフィラキシーと思われる1症例.アレルギー39:1515-15221990
前田昇三ら:ラパス貝(Grand Keyhole Limpet)による即時型アレルギーの11例.アレルギー40:1415-14201991

運動誘発性

吉田隆実:食物依存性運動誘発性アナフィラキシーの病態・診断・治療.小児科診療309:759-7631998
太神和広ら:食物依存性運動誘発アナフィラキシーの4例と学校での給食・運動について.アレルギー44:9461995
芥川宏、平尾敬男:食物依存性運動誘発アナフィラキシー.小児科診療57(増刊):小児アレルギー疾患診断マニュアル216-2181994
女川裕司ら:運動誘発性アナフィラキシーの2例.日本小児アレルギー学会誌3:151-1571989
三宅健ら:物理的アナフィラキシーの1例.日本小児アレルギー学会誌1:47-501987
足立雄一ら:食物依存性運動誘発性アナフィラキシーの4例.日本小児アレルギー学会誌5:40-451991
佐藤尚ら:小麦による食物依存性運動誘発アナフィラキシーの1例.小児科臨床49:1843-18471996
栃木隆男ら:小麦摂取による食餌依存性運動誘発アナフィラキシーの1例.アレルギー46:3051997
足立準ら:牛乳による食餌依存性運動誘発アナフィラキシーの1例.アレルギーの臨床13:274-2751993
小幡俊郎ら:食物依存性アナフィラキシー2例の臨床的検討.アレルギー44:9461995
森田豊ら:ナッツ類(アーモンド・ピーナッツ)による食物依存性運動誘発アナフィラキシーの自験例.アレルギー46:3051997

治療

松井猛:アナフィラキシー(アレルギー).小児内科24増刊号:142-1461992
根本俊和ら:アナフィラキシーショックの治療.アレルギーの臨床12:7241992
柴田瑠美子:最新の疾患別薬物治療マニュアル−アレルギー疾患.小児科臨床46:2831-28391993

アスピリン・薬剤

佐賀務ら:アスピリン喘息の診断と救急治療.アレルギーの臨床12:738-7411992
Andrew Szczeklik, et al:Hydrocortisone and airflow impairment in aspirin-induced asthma.J allergy Clin Immunol76:530-536、1985
土肥眞ら:アスピリン服用が増悪因子として作用したと思われるFood-Dependent Exercise-Induced Anaphylaxisの3症例.アレルギー39:1598-16041990
Schwarz N. et al:Acetaminophen anaphyraxis with aspirin and salicylate sennsitivity:a case report.Ann Allergy Asthma Immunol77:473-474、1996
渡邊直人ら:特定の食物(小麦粉)とアスピリンの投与により出現したアナフィラキシー症状と思われる1例.アレルギーの臨床15:696-7001995
山田節ら:塩化リゾチーム製剤によるアナフィラキシーショックに対する検討.アレルギー42:136-1411993
前田昇三ら:タンナルビンによるアナフィラキシーの3例.アレルギー42:1721-17261993
長谷川雅代ら:抱水クロラール坐薬でアナフィラキシーショックをきたしたゼラチンアレルギーの1例.日本小児科学会雑誌101:1199-12001997
小浜肇ら:HCO60の分解産物のアナフィラキシー感作・惹起抗原性.アレルギー39:12171990
長嶺敬彦:バファリンによる薬物ショック.皮膚臨床27:130-1311985
浜六郎:薬剤性ショック(1).medicina33:609-911、1996
大坪庸子:臨床的に診断した食物依存性運動誘発性アナフィラキシー9例の臨床敵検討と追跡調査.日本小児アレルギー学会誌10:462-4681996
西岡恵里:アスピリンが修飾因子の一つと考えられた小麦粉によるFood Dependent Exercise Induced AnaphylaxisFDEIAn)の1例.第47回日本皮膚科学会中部支部総会および学術大会プログラム抄録集:521996
長野徹ら:特異な皮疹と臨床症状を呈したアスピリン不耐症の1例.皮膚34:669-6721992
三崎博:食餌依存性サリチル酸誘発性アナフィラキシーショックと考えられた1例.皮膚臨床38:1037-10411996
Vieluf D.et al:Oral Provocation Test in the Diagnosis of Anaphylactoid Reactions to ‘Mild’Analgesic Preparations. Int Arch Allergy Immunol107:268-271、1995

腸管吸収

木村聰城朗、山下伸二:粘膜透過性の修飾、Pア仁;医薬品の開発第13巻薬物送達法、廣川書店、pp49-751989
山元寅男:高分子物質に対する小腸粘膜上皮の透過性.医学のあゆみ182:407-4101997
小林研介、日比紀文:腸管上皮細胞におけるIgGFcレセプター.医学のあゆみ182:411-4151997
飯干泰彦:サーフェイスバリアと高分子物質.医学のあゆみ182:417-4201997

その他

大塚宜一、山城雄一郎:アレルギー性腸炎.小児内科29:108210871997
柴田瑠美子ら:小児アレルギー外来における食物起因性アナフィラキシーの頻度と臨床像.アレルギー44:9451995
鈴木五男:ワクチン接種時のアナフィラキシーに対する対応.小児科38:1529-15381997
生井聖一郎:ハチ・アレルギー.アレルギーの臨床12:734-7371992
今井浩三ら:アルコール摂取が関与したと思われる食餌依存性アナフィラキシーの1例.アレルギー41:1419-14221992
須甲松伸ら:Chest pain variant asthmaの疑われた1例.アレルギー39:2641990
吉川敏一:フリーラジカル入門、先端医学社、1996

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