<06-09 2001年07月15日(日)公開>
疲労や寝不足、感染症の併発などはやはりアナフィラキシー発症と深く関係していると思われます。今回の症例の中にもお話を聞いているとかなり疲れていただろうと思われる人がかなりいました。情報を得ることができた例を列挙します。特に重症度が高い12〜20才の層では、新学期や新入学の季節に発症している例が多く見られます。行事の疲れ、部活の疲れ、新しい環境で自分で休める時間をうまく作り出せないことからくる肉体的・精神的疲労などが重なりやすく、特に注意が必要な時期です。
年令 | 状 況 |
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0才 | 喘鳴が続いていた(0才女) 1ヵ月の間実家へ通った(0才男) 母が具合悪く、掃除機など対策ができなかった(0才男) |
1-11才 | 気管支喘息発作が続いていた(1才男・3才男・5才女・5才女・8才男) 1週間前から風気味で通院中(4才男) 嘔吐下痢症のため自宅安静中(4才女) アトピー性皮膚炎が続いていた(1才男) じんましん頻発していた(2才男) 母が具合悪く、お惣菜を買ってきて食べた(7才女) 加工食品を食べることが続いていた(8才男) |
12-20才 | 新学期(12才男・12才男・14才男・16才女) 新学期・寝不足(15才男) 新入学・発熱・部活の疲労が蓄積気管支喘息発作を起こしていた(15才男) 前日実家に泊まり、掃除機をかけずに布団に寝た(13才男) 徹夜後(17才男) 野球の試合前で 寝不足(14才男) |
21-73才 | 溶連菌感染中(49才女) 帯状疱疹罹患直後(73才男) 前日も旅館に宿泊し酒を飲み続けた(52才男) 息子が入院し寝不足(42才女) 寝たきりの母の介護で疲労・息子の卒業式で倒れめまいが続いていた(45才女) 単身赴任・疲労(57才男) 疲労・ブティック開店しキクの花の中にいた(30才女) 疲れやすく寝不足(62才女) |