学生の頃、クラスメートと見学に行ったS県にある超重度の障害児施設 S学園でも同じような指導をしていました。
ここは同県内にある有名な重症児施設 B学園に入れないくらいの超重度の障害児が入ってきていました。そのため、殆どの子がおしめをしていました。しかし、ここの代表〔園長先生とは言わない〕の考えから入園と同時におしめは外されました。 詳しいことは本がいっぱい出ていますのでそちらにゆずります〔知りたい方はご連絡下さい〕が、「濡れてたら着替えさせる」「汚したら着替えさせる」を繰り返していると、子供達も「『気持ち悪い』『気持ち良い』が判って来、教えるようになる」との考えからです。 こんなエピソードがありました。ある冬の夜中、ある先生がおもらしをした子の着替えをさせる際に水で濡らしたタオルで拭いてしまいました。それを知った代表は激怒し、「この子達が何も言えないからといい加減な扱いをするな!」と先生全員を風呂場に連れて行き、水を頭からぶっ掛けたそうです。子を思う気持ちがあれば寒い夜に、冷たいタオルでは拭きませんよね。それを教えたかったからです。
話しは横道にそれましたが、こうしてここでは子供達のオムツが取れたばかりでなく、どんな子供達にも人間の尊厳を持って守ってきたので、子供達だけではなく先生達も明るく、健康になり、今も全ての子供達の権利の擁護のための取り組みを続けられています。私の大好きで、尊敬する施設〔施設と言うよりコミュニティーだと思っています〕の1つです。
今回、角田先生の書かれたことからもう20年以上の前に教わったことが、つい昨日のことのように思い出されましたのでお知らせ致しました。