<05-23 2001年11月10日(土)公開>
お菓子など甘いものを朝から晩まで食べ続け、ご飯や野菜を食べられなくなるとアレルギーは悪化し、扁桃腺や肺炎など色々な病気を引き起こします。アレルギーっ子は甘いものから抜けなければアレルギーの状態が良くなりません。
ところが、これがなかなかできない家庭が多いのです。その理由の一つが、親や祖父母が子供と遊ぶ力を持っていないこと。肺炎で入院してきた子供たちにまず止めて欲しいことは、甘いお菓子の食べ過ぎです。ところが、なかなか止められません。ベッドの横にはジュースや甘いお菓子が置いてあります。子供たちのそばには親がいますが、うまく子供と遊べません。つい子供がぐずるとお菓子やジュースを食べさせてその場をおさめてしまいます。この繰り返しがお菓子漬けになるわけです。特に、おばあさんやおじいさんに育てられていると、この傾向は強くなります。
子供にいつも接している家族が子供といっしょに遊べること、お腹がすいたことも忘れて熱中して遊べること、一緒に遊ぶことができる友達をみつけること、そして大人が、食べ物で子どもをつらなければ、お菓子漬けになることはありませんし、アレルギーも軽くなり、感染症も起きにくくなるでしょう。
保育園や幼稚園に行くようになると、先生や友達やそのお母さんから色々な遊び方を教わる機会があります。自宅に親子でこもっていると、遊びも覚えず、お菓子漬けになりやすくなります。どこか、遊びを教えてくれるところに親子で出かけて行き、楽しく子供と過ごせる時間と方法を勉強し、楽しみながら子育てをしましょう!