<04-24 2001年06月28日(木)公開>
現在の人達は、汚染された穀物を飼料として家畜を育て、肉や牛乳、卵を採取して食べることが一般的になっています。また、魚介類は食物連鎖の最終段階近くにいる高級な魚類、小魚を餌にした大型養殖魚類を食べる機会が増えています。この食べ方は、食物連鎖を増やし、食物連鎖の最高位にいる人類の汚染を激しくさせています。食物連鎖を飛び越えて大地に生えた植物・穀物を直接食べる、また、家畜を飼育する場合は汚染の少ないその動物の食性にあった餌を使って育てる、海産物は食物連鎖のはじまり近くにいる、小さな魚、生まれてからの時間が短く、汚染が蓄積されていない若い魚を食べることで、ダイオキシン類やDDTなど脂溶性環境汚染化学物質物質(環境ホルモン物質など)が蓄積された油脂を食べる量が減ります。この食べ方は、環境汚染物質の生体内濃縮が少なくなり、環境汚染の害をまぬがれることができます。
日本人は昔から大地に生えた植物と小魚を食べ、食物連鎖を飛び越える食べ方をしてきました。