掲示板「自分育て・親育て・子育て」の履歴

きみママさん(2002/03/04) 19:52 「今度買いにいきます。」
 2歳の男の子がアトピーひどくて角田先生の外来行ってます。3回ほど足を運び、アレルギー用の食材を調達しなくてはなりません。病院の帰りによりたいのですが、地図がないので行くのに困ってます。病院にも貼ってなかった?HP上で見れますか?話したいことたくさんありますが、ご連絡まで!
  いっぽのおやじよりきみママさんへ  ※今は仙台に移転していますので、この案内を見ていらっしゃってもありません!
 以前は病院で渡される資料の中に当店までの案内図も入っていたのでそれに甘え、当店のHPにも載せていません。

 どちらからいらっしゃるのか(どちらにお住まいなのか)判らないので、どこからお教えしたら良いのかも判りませんが、一応大雑把に言いますと東北本線の塩釜駅から仙石線の多賀城駅に来る通沿いにあります。

 坂総合病院のどちらの駐車場に止められても、進む方向は一緒です。病院の手前の駐車場でしたら出てから病院の前を通り、仙石線の下馬駅の前を通り、T字路を右折して踏切を渡って、下馬駅裏の病院の駐車場の前を通り、坂を登って下って押しボタン式の信号機のある交差点(左側に洗車場、向かいにホワイト歯科があります)に出ます。
 この交差点で(交通量が多く大変ですが)右折し、陸橋を下って(左にヨークベニマルがあります)左折し、ヨークベニマルの前を通って道なりに約1分程(左に無人の精米所、お米の自販機、右側に電気屋さんがあり、通り過ぎると)で大きく左カーブします。そこに岩盤浴の「天帝の癒」がありますので、そこの隣りです。
 店の向かいには「阿部刃物店」さん、反対の隣りには「向泉院」と言うお寺とお墓、その向かいに葬儀式場と仏具屋さんの「城東館」さんがあります。

 45号線の方からお出で(仙台方面など)の場合は「多賀城駅前」歩道橋交差点から左折し、多賀城駅(を左に見ながら)の踏切を渡り、「宮城生協多賀城店」の先の三叉路で右折、次の信号を直進してきますと右側にファミリーマート、左側に河北新報の販売所、「すずらん」というお花屋さん、そしてその次に「向泉院」さん、「城東館」さんがあり、その先です。

 道案内はこれくらいで大丈夫だとは思いますが、店には看板がありません(店頭に小さな立て看板のみ)ので、見落とす方が殆どです。「城東館」さんと「天帝の癒」さんを目印にして下さい。

 「2歳のお子さんでアトピー性皮膚炎がひどい」のでは大変ですね。今から今までの食生活を家族全員で改められるのか危惧しています。アレルギー用の食品に頼らなくても改善できることが多々あり、アレルギー用の食品を使う前にしていただかなければならないこと、考えていただかなければならないことがあります。
 多分先生からも基本的な生活についてアドバイスはあったと思いますので、お判りにならない・納得できないこと、ご心配なことなどございましたらご遠慮なくお尋ね下さい。
  いっぽのおやじよりきみママさんへ
 メールを戴いた後よく考えまして、案内図を設置することにしました。
 今、作り終えてupしたところです。「ご案内のページ(index3.html)」からリンクさせてありますのでご覧下さい。
きりさん(2002年6月4日) 「はじめまして」
 はじめまして、きりです。5歳の娘(卵アレルギーだった)と2歳の息子(卵、小麦、鮭,鶏他アレルギーあり)の母です。お近くにいい先生がいて皆さんがうらやましいです。岐阜県からは遠すぎます(><)
 今は息子の入園で大きな壁を感じています。学区には市立の保育園が一つしかないんですが2歳で入園を希望した時は「パンが食べられないからおにぎりを持たせるなんてほかの子のストレスになるからダメ」と言われ来年の入園を相談しに行ったら「給食までなら預かってもいい」とか「4歳になれば聞き分けも出来てくるから・・・」とかで結局遠まわしに断られました。こんな市に家を建ててしまった事を本気で後悔しました。両隣の市は私立の幼稚園があり私学助成金が出るのにうちの市はない。除去食も片方の市はきめ細かに対応してくれる園があるのに(公立だから普通では入れない)市内にはなくこれからの予定もない・・・
 隣の市の人に「広域入園(市外園への入園)できりの市の子が入園してると聞いて早速市に問い合わせたら「お母さんが他の市で働いていて通園に便宜を図るというための制度で子供がアレルギーだからなんて認められない」って言われちゃいました。おかしいですよね!入園するのは子供なのに、親の都合ならOKで子供の事情はダメなんて誰のための保育園だ!!って市の人に怒ってはみたものの閉鎖的なんですよね。首都移転なんて聞いてあきれるわ。
 ごめんなさい。ぐちっちゃいました。大変だけど住宅地図を片手に息子とドライブしながら快く受け入れてくれる園を探します。給食のおばちゃんに怒鳴られたり悲しいこともあるけどかわいい息子のためだもん。
 HPを見てすごく元気になりました。ありがとうございました。
  いっぽのおやじより
 きりさん、投稿ありがとうございました。住んでいる地域でこうした“差”があるのは困りますよね。どこに住んでいたって、子ども達は社会全体で守らなければならない存在であり、そのことによって家族も安心して、心豊かに子ども達を育てていけると思っています。
 しかし、現実は違います。でも、これは“アレルギー”に関してのことだけではありません。他の病気の人達、身体に障害をお持ちの方達、そしてそのご家族の方達も、日本国籍のない方も様々は“差別”を受けているのが現実です。そのため、当店では以前、当店を利用するに当たって1つだけ条件を持たしていただいておりました。それが「選挙で棄権をしたことのない人(これからは棄権しないと約束して下さる方も含む)」でした。

 「政治なんて汚いし、誰がなったって同じだ!」という方もいらっしゃいます。しかし、それでは何にも変わりません。今、選挙のたびに投票率が史上最低を記録している中で、多くの人が反対票を入れれば政治をする人も、その内容も変わります。それが変わらなかったら又次で変えれば良いじゃないですか。その1つ1つがすべて私達の愛する子ども達や家族の将来まで影響してくることをしっかりと認識しなければならない時なのではないでないでしょうか?

 仙台市だって、当店のある多賀城市だって、角田先生がいらっしゃった坂総合病院のある塩釜市だって初めから理解があった訳ではありません。今だってどこまで理解があるのか疑問に感じる時もあります。しかし、何でも“初めの一歩”があり、そして次の一歩、そして又次の一歩と、確実に、地道に歩んでいく以外に方法はないのです。

 お子さんやお母様のお考えをお医者様がいらっしゃらない中で頑張っていくのは大変なことです。しかし、きりさんもおっしゃるようにご自分の「可愛い息子のため」です。頑張りましょう。

 まず、お友達(アレルギーっ子をお持ちの仲間)を増やされたら如何でしょう。私もお母さん方とのお話し会を何度か開き、その中でその地域で暮らす仲間を作ってきました。この仲間は難しく考えずに日常的な相談や理解のない(場合の)じじ・ばばや連れ合いの悪口(本人の前で言えば溝が深くなるだけなので)を言い合う時間が持てるだけでも気持ちがスッキリして子どもにあたらずに済むようになります。子供が成長してくれば幼稚園や保育所・小学校や中学校の問題や悩みが出てきた時にも大きな力となってくれるはずです。こちらでも当然の病気の時やお母さんが入院せざるを得ない(病気や怪我に限らず、妊娠・出産時など)の時にも安心できます。

 アレルギーは増える一方です。アレルギーを理由に入園や入所、入学を断る(ホテルや旅館などの宿泊も)ところはそのうちにきっと来る人がいなくなりますのでその時は「ザマ-見ろ!」というくらいの気持ちで放っておきましょう。そんなことで悲しんだりイライラして子どもにあたっては子ども達が可哀想です。子ども達は「自分のことでお母さんが悲しい思いをした。辛い思いをしている」ことは判っています。お母さんがそんなものに負けずに、いつも明るくしている、自分を理解してくれていることが感じられれば、お子さんもきっとアレルギーに負けずに前向きに生きていってくれるはずです。そのためにも仲間を募りましょう。ちょっと遠くても名古屋には食事の指導をしてくれるお医者様もいらっしゃいますし、親の会もあります。そうした所に入るのも1つの方法ですよね。また、宗教法人が運営している幼稚園などもこちらでは結構理解があります。でも、あまりにも理解があるようにおっしゃるところもかえって心配ですがネ。お母さんと相談しながら、一緒になって考え、取り組んで下さるところが良いですね。

 こちらでも理解のない学校の担任の先生やご両親に、角田先生が出演されたテレビ番組(特命リサーチ200Xやアンビリーバボーなど)のビデオや資料を見ていただいて理解を得たケースもあります。判らないで理解して下さらない場合もありますが、この場合は判って下されば大きな力となります。判って下さらない場合より、判っていないのに判った振りをされている場合の方が問題は深刻ですし危険も大きいです。

 こうした時にこそ、同じ思いをしているお母さん方もいらっしゃるはずですから捜し、市議会議員さんに相談してみて下さい。きっと道は開けると思います。頑張りましょう! 何かありましたら又おいで下さい。お待ちしています。本当にありがとうございました。お母さん方の“生の声”が一番力になりますし、支えになります。
  きりさんより(2002年6月7日) 「お返事ありがとうございました」
 こんばんわ、お返事いただいてすごく元気になりました。息子の小麦アレルギーの代替にと検査してもらったライ麦がクラス3で見送りになって今まで大丈夫だった大豆やこれから始めたかった青背の魚も結構な値で・・・検査は目安だとわかっていてもやっぱり一喜一憂してしまいます。本当は検査も採血が痛いからさせたくないんですが入園がらみで仕方なくなく病院へ連れて行っています。
 市内のずっと診てもらっている総合病院の先生は決まった物しか検査してくれなくて、ちょっと変わった物が心配だと言うと不機嫌になるので(ライ麦もいやな顔をされた)検査は市外の個人病院でお願いしてます。こちらの病院の方が採血も上手だし先生もよく話を聞いてくれるんです。ただ予防接種だけは総合病院しかうってもらえないので定期通院しています。

 お友達が隣の市にあとぴっこと言う名のサークルがあると教えてくれたので昨日行って来ました。上の娘もアレルギーでその時には別のサークルに入っていたんですがいつの間にか連絡が来なくなって・・・ちょっと心配だったんですがこちらはちゃんとしたサークルでちょうど辻安全食品さんの試食会がある日だったのでいろいろ勉強してきました。その市は除去食対応していると聞いていたのですがきちんとやってくれるのは一つだけで後は名ばかりだそうです。その園も数年前までは何も対応していなかったのを一人のお母さんが懸命に働きかけて今ではお弁当なしで子供を預けられる唯一の園になったそうです。それを聞いて私は私なりに頑張ってきたつもりだけどまだまだやることはたくさんあると感じました。市議さんと話す事もみなさんと話したことでどんどんふくらんで忘れないように書き出しています。息子にもお友達ができました。いくら仲のいい子たちでも今までは食べ物があるかぎり片時も息子から目が離せないので楽しくても疲れてしまうことも多かったんです。アレルギーの子を持つお友達がいなかったからかもしれません。でもこのグループの人はみな注意することが当たり前になっているからか子供も勝手にお菓子をくれることもないし断っても角が立たないというか、気まずくならないんです。それが思ったよりずっと楽で、初参加の緊張よりみなさんの雰囲気に癒されて帰ってきました。ただみなさん仲間なんだけど一人一人の部分がすごく多くて強い方ばっかりです。私も少しでも追いつけるように頑張ります。市役所に問い合わせた時「今は精神的なもの(不登校・自閉症?・いじめ等)に力を入れていてアレルギーはねえ」なんて言われたんですよ。もっとまんべんなく臨機応変にならないものかと頭が痛いです。でもいっぽのおやじさんが応援してくれていると思うと心強いです。吉報をコメントできる日がくるとうれしいな。

 待っててくださいね。それでは、お体に気をつけて(^^)
  いっぽのおやじより
 良かったです。前向きに捉えていただけたようで。お母さんやご家族の頑張りはきっとお子さんにとってプラスになります。
 お仲間と何でも話し合って、諦めず、落ち込まず、焦らず、結果を急ぎすぎず、一歩一歩確実に歩いていって下さい。応援しています。
 余談ですが、小麦がダメな場合、当店では小麦と親戚関係にあるライ麦・オーツ麦・大麦・デュラム小麦(スパゲティ用)も食べさせません。小麦は大人になってもアナフィラキシーを起こすケースがあります(参考資料)ので、極力避けた方が良い食品だと思っています。
まさママさん(2002年7月19日)
 今日、偶然にHPを訪れました。“はじめのいっぽ”さんのことは知っていたのですが(引越された事も聞きました)、HPのことは全然知らなかったので驚きました。4月に県外から泉区に転勤してきて今は市内の病院に通っています。今まで住んでいたところはアトピーの病院やお店があまりなかったので仙台にきて、情報の多さにびっくりしています。引越してきて心細さもありますが、越してきてよかったと思っています。
 子供は2歳半ですが、食物アレルギーなどは特にないのですがアトピーはどんどんひどくなってきている状態です。来年は幼稚園にいれたいのですが、色々と不安はあります。
 同じ区内といっても、ペーパードライバーの私に将監は遠いです。今練習中なので行けるようになるのを楽しみにしています。
  いっぽのおやじよりまさママさんへ 「ようこそ宮城へ! ようこそ仙台へ! ようこそ泉区へ!」
 泉区にはアレルギーの子どもを持つ親の会(「あずまの会」と言います。)もありますし、信頼できるお医者様もいらっしゃいます(あずまの会の方々はこの先生に診ていただいている方が多いようです)。ご安心してお子様のアレルギーと取り組んであげて下さい。

 アトピー性皮膚炎がひどくなっているのに「食物アレルギーがない」ということはまず無いと思います。「2歳半」ということですので多分隠れ型(=遅延型)なんだと思います。

 どうぞ当HPの「入門者」用のコーナー内をもう一度ご覧いただき、早くアトピー性皮膚炎の軽減を図ってあげて下さい。

 何かご質問やご相談等ございましたらご遠慮なくお申し付け下さい。

以上の内容で当HP内掲示板「自分育て・子育て・親育て」にお返事させていただきました。
おばちゃんさん(2002年7月22日) 「質問です」
 太白区に甥と姪がおります。二人ともアトピーの為に食事制限を続けています。多賀城にお店があるときには何度か甥達と買い物に行かせていただいておりました。長期の休みになると二人が泊まりに来るので食材に苦労します。同居している家族のアレルギーではないのですが、会員にしていただけるでしょうか?
  いっぽのおやじよりおばちゃんへ
 当掲示板に書き込みありがとうございました。同居しているご家族にアレルギーがなくても身近な人にいらっしゃったり、“食”を通して健康を求めようとお考えの方であれば大歓迎です。

 多賀城から仙台に移ってしまったためにご不便をお掛けしておりましたら申し訳ございません。
 必要なものがございましたら、前以てご注文いただけましたら塩釜市香津町の「花みずき」さんにお持ち致します(火曜日・金曜日にお邪魔しております)し、お住まいの場所によりましては配達も致します(2〜3日の余裕と配達料500円を頂戴致しますが)。

 どうぞ何なりとご相談下さい。できる限りのお手伝いはさせていただきます。
くーさん(2002/08/07) 14:21 「はじめまして」
 はじめまして。1歳11ヶ月の息子は、ピーナッツ、そば、卵、ダニ、でラスト6。大豆、ごま5、肉、魚、小麦2とかなりひどい
 食物アレルギーと診断されました。食物アレルギーは大きくなるにつれ、食べられるものも増え大丈夫と思っていたのですが、ピーナッツ、そばは一生治る事がないとわかり、しかも、ピーナッツアレルギーの深刻さを知り、愕然としています。(ピーナッツでアナフィラキシーを起こしています。)
 今は米と野菜と少しの豚肉だけ許可されてますが、毎日の食事作りと息子の将来を考えると涙が止まりません。特に、ピーナッツは
いろいろなものに使われていて、偶発的に口にしてしまったらと思うと、恐ろしくて悲しくて夜も眠れないのです。どなたかピーナッツアレルギーのお子さんをお持ちの方、いらっしゃらないでしょうか。皆さんのお話が聞きたいです。
  いっぽのおやじより
 掲示板に書き込みをいただきながらお返事が遅くなりましたこと、心からお詫び申し上げます。
 お店にもおいでいただきましたのでその時にアレルギーの基本的な考え方等をお話しさせていただきました。これを理解できるか否かがこれからのご家族の生活(=お子様の人生)に大きく影響するだけにご理解いただけたか心配しておりましたが、「気持ちが随分楽になりました。」と言っていただきましたので安心致しました。
 「ピーナッツ・そば・卵・ダニでラスト6。大豆・ごまが5。肉・魚・小麦が2」のこと。一般的には「栄養があって、健やかな成長のためには必要」と言われているものばかりですよね。ですから余計に「我が子はちゃんと成長するのか」「健康に生きていかれるのか」と心配になってしまいますよね。でも、ご安心下さい。あなたのお子様の先輩方はちゃんとそうしたアレルギーを抱えながらもちゃんと健康に成長し、ご自分の人生を歩いております。
 確かに生活の中には“制限”や“ハンディ”はあります。しかし、そうした“制限”や“ハンディ”があるのはアレルギーだけではありません。様々な環境や自分の可能性や夢の中で、自分で判断し、努力していく“力(=勇気)”培っていくことが大切だと思います。
 そして、そばにしても卵にしてもピーナッツにしてもどこで・どのように使われているか判りませんよね。今年の4月よりアレルギー物質に関する表示方法の法律が改正され、随分参考にはなるようになりましたがそれでもまだまだ完璧ではありません。一番安心して食べさせてあげられるのは“お母様の手作りしたもの”です。市販の加工品には何がどのように入っているか判りません。それでしたら、安全で、安心な素材を手に入れて、お母様が作る以外にないのではないでしょうか? 店においでになるお客様の中で、ピーナッツにアレルギーをお持ちの何人かの方に聞きましたが、皆さん「はじめは心配したけど、今では
市販のものやよそでいただいたものは食べさせないようにしているので心配していない」とおっしゃっていましたよ。
 又、「毎日の食事作りと息子の将来を考えると涙が止まりません。」とは殆どのアレルギーっ子を抱えたお母様達が通ってきた道でもあります。しかし、ここでも見方を変えてみて下さい。「毎日の食事作りに涙が止まらない」のはご自分が大変だから、ご自分が可哀想だからに他なりません。「息子の将来を考えると涙が止まらない」のは現実を認識していないからに他なりません。それらを食べさせればもっと大変なことになることは明白だからです。むしろ「そうしたものを食べさせない方が健康に生きられる」と考えられるようになったら、ご自分のお気持ちもお子様に対するお気持ちも変わってくるのではないでしょうか? 「美味しいものは身体に悪い!」、「健康に生きたかったら“食事”をはじめとする生活全般の見直しを図る以外にない!」と言うことを肝に銘じておいて下さい。
 お店でもお話しましたよね。小学校・中学校、そして現在の高校とお弁当を持っていっている女の子の話し。その子は「お弁当を作ってくれているお母さんに心から感謝している」と言い切っていました。そうしたお子さんは大勢います。「自分のために一生懸命お弁当を作ってくれる」ことで自分への愛情を疑いなく感じているようです。そのことが、アレルギーがあって様々な制限を受けた生活を余儀なくされていても心が満たされ、精神的に安定した生活を送れていることにつながっているようです。
 又、現実を嘆いているだけでは何も解決しません。他人を羨ましがっているだけでも何も解決しません。法律が改正され「表示方法が変わって判り易くなった!」とは言え、その対象は限られておりますし、全ての食品が表示されている訳ではありません。その中で自分で“選ぶ眼と知識”を高めていかなければなりません。
今、私達が進めていることは“アレルギー”を積極的に受け入れ、将来に亘っての“健康”を実現していこうとするものです。その中でお子様自身も自分が今、そして将来何をすべきかも見えてくるはずなのです。私はこれこそが「親が子に伝えていくべきもの」だと思っております。
三上 千春さん(2002年9月6日) 「幼稚園を探しています」
 以前はじめのいっぽさんを使わせていただいていたものです。引っ越した事を知らず、お店まで行ってしまってびっくり!「いない!」どうしようかと思っていたらHPがあったじゃないか。という訳で、アレルギーの娘3才は来年幼稚園に通わせます。問題は「アレルギーでも安心して、楽しい幼稚園生活を送れること」。多賀城市・塩釜市で探しています。なんてったって、魚・牛乳・卵には特に強い反応があり、顔が変わってしまうほどなのです。(もちろん、小麦・大豆・ごまもだめ)今までは、親がそばについていてあげられ、これはダメ・あれはダメと、注意してこれましたが、園となれば違います。初めて親と離れ、親の目の届かない場所で、食べ物を食べる訳ですから、心配で心配でたまりません。万が一アナフィラキシーを起こしたら…。不安で不安で。でも、誰もが通らなければならない道。友達をたくさん作って、楽しい園の生活を送ってほしい。自分一人ではない!みんなでがんばろう!と思える幼稚園を探しています。ぜひ教えて下さい!
  いっぽのおやじより
 掲示板に書き込みをいただきながらお返事が遅くなりましたこと、心からお詫び申し上げます。以前お店にもおいでいただいたそうですが、移転を知らず前の店においでいただいたとのこと。申し訳ございませんでした。未だに知らずにおいでくださる方がいらっしゃるようで心苦しく思っております。
来年お子様を幼稚園に入れたいとのこと。「初めて親と離れ、親の目の届かない場所で、食べ物を食べる訳ですから、心配で心配でたまりません。万が一アナフィラキシーを起こしたら…。不安で不安で。でも、誰もが通らなければならない道。友達をたくさん作って、楽しい園の生活を送ってほしい。自分一人ではない!みんなでがんばろう!と思える幼稚園を探しています。」との親心、よく判ります。「アレルギーでも安心して、楽しい幼稚園生活を送れること」。これがどこにお住まいでも実現されるようになると本当に良いですね。
しかし、これだけ“アレルギー”の子供達が増えても、まだまだ行政や教育機関・医療機関の受け入れや受け止め方にはまだまだ地域差や施設ごとに差があります。その“選択”により大きな差が出てしまいますので、我が子のために必死になって捜される親御さんのお気持ちはよく判っているつもりです。
でも、よく考えて下さい。“アレルギー”が一般的でなかった頃はどこも同じレベルだったんです。一般的に「人は自分が経験したことがないことに対しては保守的」です。お医者様も保育所や幼稚園の先生方も「食べ物で身体の調子が悪くなる」現実にも目を向けない方がまだまだいらっしゃいます。
現在、“アレルギー”の対応が進んでいるところは、そこの責任者や担当者、職員の方々の意識の高さや意欲、子供達の健康や成長を守るために惜しまない努力の賜物であることは間違いのない事実ですが、それを支えてきた父兄の力も忘れてはならないことだと思います。
多賀城にある「東北学院幼稚園」さんの場合も、すべて幼稚園側に任せておりません。幼稚園側にできるところとできないところを幼稚園側と父兄の話し合いの中で確認しあい、お母さん達も積極的に協力しております。10月には毎年「バザー」が開催されますが、こうした行事の時などにもお母さん方が協力して“アレルギー”の子でも食べれるものを作って販売しており、こうしたことを通して他のお子様達の親御さんにも“アレルギー”に対する理解を啓蒙しております。
だから「東北学院幼稚園さんが一番!」と言っているのではありません。いくら良い所でも遠ければ近所にお友達ができにくいなど、お子様の日常生活にプラスばかりもたらすことにはならないでしょう。まずはお近くの幼稚園に出向き、園長先生はじめ職員の方のお話を聞かれてはいかがでしょうか? 今では“アレルギー”を理由に拒絶する幼稚園は少ないと思いますが、遍に経験を積んでいるところも心配なのです。“アレルギー”の対応は画一的では行えないと思っていますので……。
ですから、私がお勧めするのは現在もう受け入れ態勢ができあがっているところよりも、「今はまだ経験が少ないけれど、親御さんと一緒に勉強しあいながら取り組んで行きたい」と言って下さるところです。
ひろみーたさん(2002年9月16日) 「アレルギーっ子の母が働くこと」
 10ヶ月の子供がアトピー性皮膚炎で、卵にはっきり型の強いアレルギーがあります。角田先生の所に通い、「はじめのいっぽ」さんや自然食品の店から食材などを調達。食事、環境整備に気を付けています。
 今は、育休中ですが、来春から復職するか、もう1年休んで息子のケアに専念するか悩んでいます。親は遠くて頼れないので、保育所に預けることになりますが、除去食、環境整備、痒がった時の対策、など心配は尽きません。いまも、痒いと抱っこしてゆらしてようやく寝るので、集団で決まった時間に寝ることが出来るのか、外で野遊びはどうするのか、かき始めたらやめさせてくれるのか、など不安です。そして、自分が仕事と両立できるのかも。保育所はどこまで親身になってアレルギーっ子をみてくれるのでしょうか。私が働くことで忙しさからイライラして、それが子供に伝わってますます症状がひどくならないのか。それとも、外に出て働くことで、かえってプラスもあるのか。
 実際、アレルギーっ子をもちながら、働いているママの意見も聞かせて下さい。お願いします
  茉莉さん(2002年9月20日)
 ひろみーたさん、はじめまして。ここに書きこみにきたらひろみーたさんの書きこみを見つけて読んでいると自分の経験と重なる部分がありました。家は3歳の息子が重症アトピーで下に四ヶ月の子供がいますが顔に皮膚炎がでています。アトピーだと思います。
 今、仕事をしていて二人とも保育園に行かせています。長男が一歳になったころ職場復帰をしていますが、最初は私も不安でたまりませんでした。でも親が思ってるほど子供は元気ですよ。みんなと一緒というのが子供心にもわかっててちゃんとお昼ねの時には寝るようです。保育園によって対応はまちまちですが、痒がったときはこれ、除去はこれとはっきりしたものを示せば対応してもらえると思います。特に認可保育園だと医師の指示というものを示せば大丈夫だと思いますよ。融通が利かないと感じる事もありますけどね。外遊びなど痒みをまぎらわすものは家庭より多いと思います。友達もでき、言葉も早く覚えるなどのメリットもあります。お母さんも子供から離れてリフレッシュできるかも。時々血のついたシーツが返ってきて(お昼寝の時掻きむしった)気分がどーんと落ち込む時もありますが、傷はそのうち治ります。今、全身の皮膚炎と痒みがひどいのですが悪いながらも段々と皮膚は強くなっているような気がします。プラスもあればマイナスもありですから後はご家族の状況というか考え方ですよね。私は仕事をしていて良かったと思っていますが、いつでも子供のために辞める覚悟も出来ています。私の場合あまり頑張りすぎないが長続きする秘訣だと思っています。
  りすさん(2002年9月23日) 13:53 「ひろみーたさんへ」
 はじめまして。
  我が家は小学2年生(卵、牛乳、ごま、ダニ、すぎ、イネ花粉にアレルギー)と4歳(卵、牛乳、ダニにアレルギー)の娘がおり、夫も喘息、アトピーです。長女が9ヶ月ぐらいの時から角田先生やはじめのいっぽさんにお世話になっています。二人とも0歳から保育園に入れて共働きしてきましたが、今年の3月で退職し、現在は家にいます。
  職場に復帰しょうか迷っているということですが、まず夫や子どもを抜きに考えて、自分自身が仕事をしている方が心地良いか、家にいる方が良いか、自分自身がどうしたいかを確認したほうがいいと思います。それは、どちらにしても悩んだり落ち込んだりすることがあるからです。一番は自分自身が幸せでないと夫にも子どもにもやさしくはなれません。子どものために・・・と家にいても自分自身が幸せでないと、自分が働けないのは子どもの性だ、子どもの犠牲になっていると思ってしまい、自分にとっても子どもにとってもかわいそうだからです。
 働きたいと思うのであれば、親や子どもに寄り添ってくれるいい保育園を探し、夫とともに家事や育児を協力していけばいいと思います。必ずサポートしてくれる人や理解者が見つかります。除去食や環境のこと、かゆがった時の対策については、どんどん保育園側と話し合いをし、子どもにとってどうすることが一番いいことなのかを共に考えていけるといいですね。アレルギーをもったお子さんにとっていいことはほかの子どもにも大人にもいいことだと確信しています。そう理解して取り組んでくださる保育園がほんとうにいい保育園といえるかもしれません。私は保育園に通わせることで、親としても成長できたと思っています。
 一方、仕事を辞めて良かったと思うことは、ゆったりとした生活を送れることです。子どもにとってもゆったりペースはストレスがなく、いいようです。特に、上の娘にとっては学校の疲れを癒す時間が必要なようで、ほっとしているようです。あとは、なんといっても私が、気持ちが楽になり、幸せになったことが一番かな。
 いずれにせよ、‘こうであらねばならない’ということは一つもありません。働くにせよ家にいるにせよ、ご自分を大切に、そして夫や子どもの気持ちに寄り添って、豊かに幸せになっていただきたいなと願ってやみません。
  そして、私自身もそうなりたいと願っています。
  ひろみーたさん(2002年9月26日) 
 茉莉 さん、りすさん、心のこもったお返事ありがとうございます。実際に体験された方からのアドバイスは、本当に参考になります。
あちこちの保育園、育児支援団体などに電話をしましたが、ここは地域がらまだ遅れていると感じざるを得ませんでした。幸い、今、安心して預けられそうなところが一つ見つかり、返事を待っています。私自身がどうしたいか、まず心の整理を付けなければなりませんね。今は、密室育児で、目くじらを立てすぎている気がしています。とにかく、決めたら頑張るしかないですね。応援ありがとうございました。またここの掲示板に相談に来たら、先輩として宜しくお願い致します。
  いっぽのおやじより(2002年11月1日)
 「アレルギーっ子を持ちながら、働いているママの気持ちも聞かせて下さい……」と言うことでしたので今日まで意見を書かずにきました。私はアレルギーの店をやり、アレルギーの子供やそうしたお子さんをお持ちの親御さんと関わってきながらも、「アレルギーだから……」という面から物事を見ることがあまり好きではありません。

 まず何でそんなに急いで働きたいのか判りません。子どもにとってどんな親でも親が一番なのです。まだ自律していない乳・幼児期の子供にとって親の代わりに、親ほどの安心感を与えられる人は居ないのです。その時期に思う存分親の温もりや安心感を与えること、これは親が我が子に与える最初の仕事だと思っています。良いところも悪いところも含め丸ごと愛してあげるためには時間を掛けた関わりが必要です。そして、人間関係や躾などの生きていくうえで最低限必要な“基本”を心に刻むのもこの時期だと思います。学校に行ってからでは遅いのです。そんな大事な時間を他人の手に委ねてしまって良いのでしょうか?

 今の子ども達(大人達の中にも大勢いらっしゃいますが)は“愛”に飢えています。忙しい大人達は子供に素直な子、手のかからない子、従順な子を求めてしまいます。そんな大人達の勝手な要求(=期待)に応えられているうちは認められますので、子どもも何とか“自分”を保っていられますが、その要求(=期待)に応えられなくなった時子ども達は自己嫌悪となり、自分を見失い、自分に自信が持てないまま“自己崩壊”へとつながってしまいます。
 今、若者や大人による凄惨な事件が起こる度に精神病や神経症的な病名を付けられそれで済ませられておりますが、私には病気以前の問題として、家族のあり方や食生活などの問題の方が大きいように感じております。
 アレルギーがあろうとなかろうと、私は基本的には3歳までは親が育てるべきだと思っております。集団生活はそれからでも十分間に合います。この時期に十分な愛情を受けた子ども達はその後何か問題にぶつかった時には“支え”がありますので頑張れますし、どうしようもなくなっても親に相談できる・頼ってこれるはずです。お子さんが道を踏み外す前に思いとどまらせるためにも、一人で思い悩んで苦しませないためにも、「あなたのすべてを愛している」というメッセージをたっぷりと与えて欲しいものです。

 この仕事をしていて「この人(=親)は本当に自分の子どものことを愛しているんだろうか?」、「この人は我が子のために自分を犠牲にできないんだろうな」、「この人は子どものことより自分のことの方が大事なんだな」と思ってしまうことが度々あります。
 我が子が食べるものを選ぶのに「あなたのなんだからね!。お母さんは関係ないんだから自分で選びなさい!」と、食べられるものを教えようとしない母親。子どものアレルギー(=他人の眼を)を必要以上に気にする母親。アレルギーであることを認めたがらない母親。子どもや家族のために食事づくりや掃除をすることをアレルギーのせいにしてボヤく母親。症状が良くなれば可愛がり、悪くなると近づかない父親。母親に任せっ放しで、理解も協力もしない父親等々。「これではこの子の居場所はないんだろうな」、「この子の支えはあるんだろうか?」等と、アレルギーのことよりもその子の“人格形成”への影響を危惧してしまいます。「アレルギーだから、食べたくても食べられないものがあるからストレスになる」のではない。「アレルギーがあるから消極的で、内向的な子になる」のでもない。全ては幼児期に親がその子とどう関わったか、その子をどこまで愛したかにあるように思う。その子の長所だけを取り上げて可愛がるのも、短所だけを取り上げてその子の“存在”自体を否定することも“偏った”愛情と言わざるを得ません。長所を伸ばすことは勿論、短所も含めてその子であることを認め、それを補う方法を一緒に考え、本人がその子とで苦労しないで済むよう指導していくのが本当の親だと思っています。勿論完璧にできるとは思ってはいません。しかし、子どもと一緒になって考え、努力し、支えてくれる姿勢が見せてくれるだけで子どもは安心し、きっと困難にも立ち向かっていかれる子になるんだと思っています。

 よく「アレルギーの症状の悪化にはストレスも原因となっている」とおっしゃるお医者様もいらっしゃいますがそれは一面で当たっていると思っています。しかし、それが全てではありません。人間の身体は本当に微妙なもので、怒っている時、悩んでいる時など“ストレス”を感じている時は内臓の働きも悪くなるようです。母乳の質が変わってしまうことがあるそうです。アレルギーを持っていても丸ごと認められ、自分の存在や人格が肯定されていればそれだけで消化も高まるし、“免疫力”がUPすることも十分考えられることです。ですから、アレルギーがあるから、それを治すため(というよりも、「健康になるためにはアレルギーの子の食事が一番である」という認識を持つことが大事)に食事を気をつけ、掃除を丁寧にし、日常生活の中から有害な化学物質を閉め出しことも大事ですが、その子を丸ごと認め、家族の一員として、社会の一員として関わっていくことがまず先決だと思っています。このことを疎かにしてまで“共稼ぎ”する意味合いがあるのかも考えて下さい。

 「お母さん(=女性)が働く」ことに異論はありません。親が楽しく、意欲的に働く姿は子ども達にも大きな“プラス”をもたらすことは私も実感しています。そして、保育所や幼稚園などの施設の必要性やそこで働く方達の熱意には敬意も表しております。しかし、親ではないのです。子どもにとって本当に必要な“親”の代わりにはなれないのです。三歳くらいまでは子どもが嫌がるくらい、めちゃくちゃに可愛がってあげて欲しいと心から願っております。 
茉莉さん(2002年9月20日) 「ありがとうございます」
 今回無事に私のHPにはじめのいっぽさんのリンクを貼らせてもらいました。先日はメールをありがとうございました。

 家の3歳の子はアトピーがひどくアレルギーの数値もかなり高いです。ダニ、ハウスダストはクラス6、食べ物では小麦、大豆が高値です。
 以前、二歳前に調べた時はもっと数値は低くステロイド外用剤でうまくコントロールできていたのですが、今年に入ったあたりから脱ステロイドを試み、本格的には五月ころより始めています。そして今はとても皮膚炎がひどい状態です。フォローしてもらっている小児科で検査を勧められたので検査結果はごく最近のものですが、状態が良い時には特に食事の制限はしていませんでした。今回は前より数値が上がったのは除去をしていなかったからなんでしょうか?
 小児科では除去食を勧められていますが、どの程度までするべきか悩んでいます。アナフィラキシーも食べなれているものでも突然起こりうるものなんでしょうか。完全除去となるとすごく大変そうだし、どこまで私が対応してやれるかも解りません。保育園との絡みもありますしね。

 またいろいろ参考にさせていただきます。
  いっぽのおやじより
 当掲示板「自分育て・親育て・子育て」に書き込みいただきましてありがとうございます。

 HPの中にも何度も書いておりますが「アレルギーの専門医が100人いらっしゃったら100通りの治療法があります」。どれを選択するかはご両親の判断です。そして、その結果にも責任を取るのもまたご両親なのです。“お医者様”と言う人達は良い意味で“頑固”です。自分の信念や知識・経験に基づいて治療を行っております。自分が自信を持てない治療法を行って結果が違ったり、問題が起きたりした時には責任が持てないからです。中にはいい加減で無責任なお医者様がいらっしゃるのは確かです。しかし、大部分のお医者様はそれなりの信念と責任感を持っていると今の時点でも信じております。

 しかし、その取り組む際の基本的な視点がそれぞれのお医者様で違います。アレルギーだけに関して見ても皮膚科のお医者様、小児科のお医者様、眼科のお医者様、耳鼻咽喉科のお医者様、循環器科のお医者様が関わっていらっしゃいます。そして、大学毎に視点が違うようですし、その上に年代の差もあります。簡単に言えば「大学で学んだ内容の差」とも言えます。そして、更に、現場に出てから「医師と患者の立場をどう見、どう考えて指導しているか」でも変わってきます。今まで学んできた知識や経験だけに固守するのか「患者さんに聞き、現実を見据えて新たな問題にも目を向ける」お医者様であるかで大きく変わってきます。

 “アレルギー”はまだまだ未開の分野です。大勢のお医者様方が必死でその問題の解決に向け模索している状況です。ですから、全てをお医者様に任せっきりにするのではなく、親として責任を持ってお医者様を選び、信念を持って取り組んでいくことで、「お医者様を育てていく」一翼を担っていることも忘れないで下さい。

 まず、お尋ね致します。

1.何故「ステロイド外用薬でうまくコントロールできていた」のに“脱ステロイド”を試みようと思われたのでしょうか?
2.以前の検査をされた時の皮膚の状態は如何で、どれくらいのものに、どれくらいの数値が出ていたのでしょうか?
3.食事の制限をしなかったのは前のお医者様(多分「皮膚科」ですよね)ご指導ですか?
4.“除去”するようにおっしゃった小児科のお医者様は「どの程度するか」の指導はして下さらないのですか? 又、食べ続けていった場合の危険性を説明しては下さらないですか?

 食事皮膚の状態が悪い時(初診時など)の検査より、治療を試み、皮膚の状態が良くなった時の検査で数値が上がることはよくあることです。しかし、「それを食べていた」となれば数値が上がるのは当然と言えば当然のように思えますが……。「食べている」と言うことは「“抗原”を体内に入れている(=血液にも当然入る)」と言うことですから、当然「それに対する“抗体”も増える」と考えるのが“筋”ではないでしょうか?

 “アナフィラキシー”の詳しい原因やデータは当HP内の角田先生の部屋内「アレルギーっ子の生活」>第6章『アナフィラキシー』をご覧下さい。「アナフィラキシーを知ると怖くて何も食べられなくなる!」とおっしゃる方もいらっしゃいます。しかし、私は「知らないで食べさせている方が怖い!」と思っております。角田先生のデータからも「知っていて、注意していてアナフィラキシーを起こしたケースは少ない」と出ています。

 「完全除去となるとすごく大変そう…」、「どこまで私が対応してやれるかも判りません」、「保育園との絡みもありますしね」と聞くと、失礼ですが「他人事みたいだな〜」と思ってしまいます。“誰のため”にすることなのでしょうか? 「お子さんのために頑張る、闘う」という“意思”が伝わってきません。ひろみーたさんへのお返事の中にも書いてありましたね。「頑張り過ぎないのが長続きする秘訣」だと。難しいですよね。“頑張る”と“頑張り過ぎない”境界はどこにあるのでしょうか?

 茉莉さんお一人に「頑張れ!」と言うつもりはありません。しかし、色々なお母様方を見てきて1つはっきり言えることがあります。「それが親の“自己満足”であったなら、その努力は子供達には伝わっていない」と言うことです。子供達は大人が言っていること、してくれたことが本当に自分のために言ってくれたこと・してくれたことかを重要視しております。それによって「自分も頑張るか否か」を判断してしまいます。親も頑張ったいるでしょうが、子供達はもっと頑張っているのです。

 まず「何故“除去”をしなければいけないのか」お考え下さい。次に「今家庭や保育所で食べているものがお子さんの“健康”を阻害していないか」お考え下さい。「あなたが対応しなかったら誰がお子さんの引か健康“を守ってくれるのか」お考え下さい。最後に「お子さんの健やかな成長のために、そこの保育所でなければならないのか」お考え下さい。

お医者様がたくさんいらっしゃるように、お子さんを育てていく“道”もいくつもあります。現状に流されているだけではかえってお子さんのためにならないこともしばしばあります。人がすることです。間違いもあります。しかし、一番大事なのは「その子のことを第一に考えて、今何を、どうすべきか判断すること」ではないでしょうか?

 当店のお客様の中で、自宅の近くにあって、それなりにアレルギーに理解があり、対応して下さっていた保育所にお子さんを預けていましたが、細かいところでお母さんと考えが合わずに転所させた方がお一人、お子さんの元気がなくなってきたために転所させた方(この方は仕事も辞められました)がお一人、保育所や幼稚園、学校とも積極的に掛け合う方が多数いらっしゃいます。皆さんご自分の都合よりも角田先生のお宅でも幼稚園・学校と全員がお弁当です。

一人で頑張るのは大変だと思います。ご家族の理解や協力を得ることも重要です。仲間を作って、助け合っていくことも重要です。でも、忘れないで下さい。「お子さんを守る最後の“砦”はお母さんしかいない」のだと……。
  茉莉さん(2002年9月21日) 「考えさせられます」
 いっぽのおやじさま、こんにちは。

 書きこみを読ませていただき私の食物アレルギーに対する認識の甘さを感じております。確かに子供の健康を守り何が一番その子にとって良いのかを考えるのは親の勤めです。改めて角田先生のアナフィラキシーのところを読んできました。今までアナフィラキシーを起こした事はありませんがいつも頭にとどめておくべきだと感じました。

 今までとくに除去食をしなかったのは皮膚科で食べて皮膚炎が悪化したり具合が悪くならなければ食べてもOKと言われていたからです。それと、長男の場合ステロイド外用剤によってアトピーを難治化させていると感じたのとステロイドを使用しないでアトピーを改善する方法を実践されている医師たちや患者さんの話を聞いたり自分なりに勉強してこれでやっていこうと思ったからです(何がなんでも絶対使わないということではありません)
 今回の検査結果、食べ物にかなり反応していて、小麦、大豆が5、米3、卵白4、そば2、牛乳2 でした。全部除去すると食べる物が無くなるので小麦、大豆、卵のみの除去を指導されました。調味料はアレルギーショップで相談するようにとのことでした。どの程度、ということではつなぎにつかうのも駄目とのことで、食べ続けた際の危険性については特にお話はありませんでした。

 アレルギーの原因は食物だけではありませんし、これだけを除去したからといってどの程度の皮膚炎や痒みの改善が見られるのかはわかりませんがそんなすぐに答えが出るものではないとも考えています。

 今まで毎日欠かさずステロイド剤を塗布して表面上はある程度綺麗になってもその状態は薬が効いている間だけのある意味見せかけの綺麗さです。そう思いつつも毎日同じ事をくり返し、痒みのため夜は熟睡出来ない息子と一緒にこんなのがいつまで続くのだろうと不安の日々でした。今でもそうですが。夫もある程度協力はしてくれますが細かい所は全部私に任されています。同じような立場の友人と話すこともありますが、もっと子供が小さい時はなんとかしなければ!という気持ちが先走りしていたような気がします。ですから闘うという言い方は好きではありません。自然体でアレルギーと向き合っていくでいいかなと思っています。そういう大らかさのようなものが子供にも受け入れてもらえる気もします。まず最初に‘この子にとって’良い物を選択していくことが大切ですね。親は子供にとって一番の頼るべき存在。特に小さいうちは大げさに言うと神のような存在でしょうからね。実際は全然違いますが…大きくなったら親の不完全さをいくつも指摘されることでしょう。

 どうもありがとうございました。
  いっぽのおやじより(2002年11月2日)
 茉莉さんは他人のせいにしないのは立派だと思いますし、本当に優しい人なのでしょうが、失礼を承知で言わせていただければ苦労したこともないんですね。

 私は幼い頃より身近に障害者、在日朝鮮人などの“差別”されてきた人達がいました。そして、福祉の道を進む中でこの社会がいかに“差別”が横行し、多くの人達が泣き、一部の人達が権力と富を独占しているかを知りました。一生懸命まじめに生きているのに生活が苦しい。おかしいと思いませんか? 歩道橋には腹は立ちませんか? (下を渡っちゃいますか? そんな問題ではないと思いますが)何で人間が大変な思いをしなければいけないのですか? あれからはお年寄りや障害者や妊産婦に対する愛情は感じられません。車椅子や乳母車を使っている方なら尚更のことです。「歩行者の安全のため」とは謳い文句でしたが、その中身は車の効率運行のためであることは一目瞭然です。歩道橋だけでなく、車道と歩道の間の段差を削った時でさえ車椅子や乳母車は考慮されていませんでした。あれは自転車のためだったのです。ですから、初めは幅が狭かったのです。外国では赤ちゃんを乳母車に乗せたままでもバスに乗れるところがあります。運転手さんが降りてきて乗せてくれるそうです。また、車椅子のままでも乗れるように様々な工夫がされたバスもあるそうです。そして、何よりすばらしいのはそれを認める一般市民の意識の高さです。
 あなたがお子さんを身ごもり、出産までの間に街に出て嫌な思いや大変な思いをされたことはないのですか? 又、お子さんが生まれた後不愉快な思いをされたことはないですか? それが社会の仕組みや意識の不備だと思ったことはないですか? 私には沢山あります。ですから“闘って”います。一歩ずつでも前進するために。残念ですね。折角同じ立場の友人とお話しすることがあったのにそうした方向に話が進まなかったなんて。大きなことは必要ありません。今、お子さんに必要な環境を整えるために、闘わずして得られるはずがありません。それに早く気づいて欲しいものです。

 当店のHPの中でも何度も書きましたが、食事を気をつけるのは何も「アレルギーの原因」だからではありません。健康に生きるためには今の食事はダメだからです。アレルギーの子の食事は私達日本人にとっては一番合っている“健康食”なのです。それが判らずに「アレルギーの原因は食物だけではありませんし、これだけを除去したからといってどの程度の皮膚炎や痒みの改善が見られるのかはわかりませんが……」等と言っているんでは結果は出ません。食事を気をつけることはアレルギーのためだけにするものではありません。健康に生きる上での“基本”なのです。その上にアレルギーのための食事があります。殆どの人達はこの“基本の食事”ができていないので結果が出ないのです。

 子どもは小さいうちはかっこいいお父さんやきれいなお母さんを求めますが、大きくなった時には完全な人よりも、不完全でもより人間らしく、前向きで、誰でも大切にし、人生を楽しいでいる人を求めるようです。完璧な神様というよりも、ユーモアーのあるキューピットで良いのだと思いますよ。
あさママさん(2002年9月26日) 「アナフィラキシーの子のおうちの方は」
 はじめまして.いっぽのおやじさんの辛口意見に好感がもて、メールいたします。アレルギーは不幸ではない!!正常な反応なんだって私も思っています.ただ少しだけうちの子は今の世の中で不便に感じることがあるだけだと.勝手に可愛そうだって決め付けられることもそうですね。私は負けないわ!
 うちの子どもは多種多様アナフィラキシーがあり、空気浮遊物でもショックを起こしたことがあるハイリスクな子どもです。卵、小麦、魚は触れても近づいてもだめ、牛乳を朝飲んだ子とお昼前に接触があり蕁麻疹、パン屋も魚屋も痒がる咳き込むしまつ。
 だからといってうちの中だけに引っ込んでいるのは親子ともども不健康だからいざという時の万全を尽くし普通の子ができる経験以上?を目指しいろんな所に出かけたり旅しています.(危ないこともしばしばありますが・・)
 三歳の今はひと時も離れず親が見守っていますがゆくゆくは自分の身は自分で守れるようになってほしい。いつまでも監視しているのでは子ども自身が育たないと思うのです。少しずつ少しずつ距離をとって子離れしていきたいと思っています。
 そう理想に思う半面来春の幼稚園入園に不安も一杯.実際に集団での生活の中で何がおきるか予測はつきません.成長とともに過敏な反応は少なくなっていくと願ってはいますが・・・。
 初めての幼稚園生活、園側も特別なケースと言うことで当初親は付き添いが条件です。安全にすごせるよう園のほうにも少しずつ理解を広げる努力をしていくつもりです。
 うちのような子を持つお宅はずっと付き添っているのか、(ケースによると思うけど)自宅待機なのか、・・.幼稚園の中でもクラスのなかで子どもに付き添っているのか(それはさけたい)職員室で待機しているのかどんな様子ですごしているのかいろんなケースを知りたいです。あと、アナフィラキシーをもっていてお母さんが仕事をなさっている方いませんか。親がいないときの緊急対策はどうしているのか等教えてください。
 私は仕事をしていましたが子どものアナフィラキシーで退職しました。それは仕方が無かったことなので後悔していません。今はこどもに付き添うことが幸せです。いつでも子ども最優先ですが少しずつ距離がもてるようになった時、同じように親の人生も大事にしたい。子どもに生きる姿を見せていきたいからです。
 小学校に入り無事に生活が送れるようになればまた仕事がしたいと思っています。アナフィラキシーのあるおうちの方、ご意見お待ちしています。
  くみこさん(2002年10月15日)
 あさママさん、はじめまして♪
 息子(3歳)のアレルギー検査結果が高値になったのをきっかけに、このページと出会いました。よろしくお願いします。
現在息子はアナフィラキシーはありません。でも、いつ出てもいいように、心構えはしています。
2年前、スギに対してクラス3か4位だった血液検査所見。先日、顔が腫れるほどの蕁麻疹(出現部位が日替わりで結局全身、約一週間)が出たのをきっかけに再検査。結果は、スギ5、カビ3、Hダスト3、イネ科2、動物上皮2で、食物(卵、牛乳、大豆、とうもろこしのみ検査)は陰性でした。安心はできない!けど、心配しすぎてもよくない!子供に伝わるような心配はしたくない!が、本音です。
 でも、これから先、息子のアレルゲンが増える可能性はおおいにありますし、突然蕁麻疹が出た事を考えれば、何の前触れも無くアナフィラキシーが起こる事も充分に考えられます。逆に、良くなっていく事もあると思います。
 幸い、私が住んでいる市は病院が多く救急指定も大学病院も自宅から車で10分位の所にあります。でも、欲を言えば看護師常駐の幼稚園があったらいいですよね。先生方にすべての事をお任せするのは負担が大きいと思います。
 あさママさんが仕事を辞めて、お子さんを守る道を選んだのは、正しい選択だと、私は思います。そうしなければ、子供を守れないのが現状だと思うからです。
 もし、息子にアナフラキシーが出たらやはり目が離せないと思います。アレルゲンや、連絡先を書いたカードを持たせたり、本人にも良く理解させる必要があるし、自分ももっと勉強しなくてはならないし。(料理を見て材料や含有物が予測出来る位に)今のように掃除に力を入れるくらいでは用が足りなくなります。うちの主人は「そういう風に考えていると本当にそういう風になっちゃうかもしれないよ」と言いますが、でも楽観視はできません。あさママさんのお子さんの事も他人事では、ありません!
 社会全体が今以上に、つながっていく事を切に願います。周囲の深い理解と協力があれば、あさママさんも、もっともっと楽になりますよね♪幼稚園で良いネットワークをつくって下さい☆うちも来年から幼稚園ですが、同じ様なお子さんを持つお母さんがいたら協力し合いたいです。私も子供と少しづつ距離をとりながら、今何が必要か、何をすべきか、を考えていくつもりです。
 先日の蕁麻疹は本当に突然でしかも本当にひどかったので、ショックだったけど、改めて考える良いきっかけになりました。スギ花粉の季節を迎えるのが憂鬱だけど、頑張ります!
 あさママさんも、頑張ってくださいね♪応援しています♪♪
  いっぽのおやじより(2002年11月2日)
 アレルギーの子やアナフィラキシーを起こす子を守るためにも、又、他の子ども達の安全健やかな成長を確保するためにも考えなければならないことは沢山あります。看護士さんが常勤する保育所や幼稚園があったら安心ですね。アナフィラキシーを起こすお子さんなら、注意点や万一の際の連絡先等を書いた名札やカードの携行や、自分が食べられないものを書いたカードを携行させ、読めないとしても「同じ字があれば食べない!」等の自己防衛対策も有効だと思います。子どもはいつまでも親の保護下に置いておくことはできません。いつまでも親に頼り、判断してもらうのではなく、自分で判断していけるように育てて生きたいものです。

 交通事故もそうですが、過信と慢心と油断、それに思い込みが大きな原因です。アレルギーの場合も、必要以上に怖がることも軽く見ることも危険です。正しく自分の体質を知ること。正しくアレルギーを知ること。そして、その正しい対策を知ることです。

 「自分のためにお母さんやお父さん、他の家族の人生を台無しにしてしまった」と思わせてしまったらお子さんも悲しみます。時期が来たら又あさママさんもご自分の人生を楽しんで下さい。それはきっとお子さんも願っていることだと思いますよ。何事にも前向きで、いつも元気で明るく、仕事も家事も楽しんで毎日を生きているお母さんはお子さんにもきっと“太陽”だと思います。 

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