8.いっぽのおやじの部屋

8−4 今月のお奨め本

マンデル博士のアレルギー治療法   『マンデル博士のアレルギー治療法』
             1989年10月10日 第1刷発行
      著 者  マーシャル・マンデル/リン・W・スキャンロン
      訳 者  河野 泉
      発行所  桐書房    ¥2,800(税別)
                 特価 \2,520(税別)−Web Shop よりご注文下さい−

 マーシャル・マンデル博士は先駆的な生物-生態学的医学者である。人体のあらゆる組織・器官が、環境に存在する非常に多種多様な化学物質との接触で、不利な反応を起こす場合のあることを明らかにした。化学物質はすべて、それが皮膚から入ろうと、肺から吸収されようと、消化器官から吸収されようと、不利な反応を起こすことがある。このことは中枢神経にも当てはまる。
 アレルギー反応も含めてどのような種類の代謝異常でも、これ間でに知られているあらゆる精神病と同一の症状の原因となり得るということは、医師、特に精神科医にとっては、とても信じ難いことである。(「本書をお読みになる方へ」より)

 以前、ある方から「うちの家系には“精神病”者が多く、永年周囲の冷たい視線に苦しみ、悩まされてきた。しかし、アレルギーからもこのような症状が出ることがあることを知り、気持ちに余裕が生まれてきた」とのメールを戴いた。そして、それを気付かせてくれたのがこの本であったと。
 私がこの本のこと、訳者である河野先生を知っていたことでとても喜んでくれた。
 この世の中には原因が判らない病気が数多く存在する。化学が進歩し、便利な生活の中に潜む“悪魔”が私達の身体に悪戯をしているようだ。
 “アレルギー”を毛嫌いせず、問題をしっかりと見据え、根本的な対策を練らない限り、私達の“未来”は暗澹としたものになるだろう。