朝日新聞−2001年(平成13年)8月28日(火)
農水省は、省内の食堂から出る残飯などを飼料や肥料に再利用して農家に提供する生ゴミのリサイクル事業を年内にも始める。食品リサイクル法の施行を受けて、同省は生ゴミを出す飲食店やスーパーと良質の飼料を求める農家との連携を推進しており、同省自らが率先して取り組む。
霞が関の本省内には計6食堂と1喫茶店があり、1日平均で約2,900食、生ゴミ量は約270`になる。まず、約700万円で生ゴミの発酵処理機を省内に置き、一次発酵した生ゴミを処理業者に渡す。業者は飼料に最終加工して農家に販売する予定だ。
9月末から処理業者の募集を始め、10月にも入札を実施する。