毎日新聞−2001年(平成13年)06月18日(月)
環境 |
【ワシントン共同】飼料用にのみ認可されていた遺伝子組み換えトウモロコシ「スターリンク」が食品に混入していた問題で、米疾病対策センター(CDC)は、米国内で混入した食品を食べた後にショックなど体の不調を訴えた人の症状と、スターリンクとの関連は見いだせなかったという調査結果を発表した。
CDCは、米食品医薬品局などと協力し、これらの人々へのインタビューや血液分析などを実施。その結果、不調を訴えていた人の中に、アレルギー反応を起こしている人は含まれていたが、スターリンクのたんばく質によって引き起こされたとの証拠は得られなかったという。CDCによると、環境保護局(EPA)が、今回の結果を基に、暫定的に食品への使用を認めるかどうかを検討する。