毎日新聞−2000年(平成12年)12月10日(日)
川崎市営前区鷺沼の「プラザ調剤薬局」で11月初旬、抗アレルギー剤を処方すべき子供に誤って精神安定剤を渡し、服用した子供がけいれんなどを起こした事故で、薬の処方に関与したとみられる女性薬剤師がその後、同区内の自宅で自殺していたことが8日、分かった。同薬局には7人の薬剤師がおり、宮前署はこの女性を含む全員から事情を聴いていたという。
調べでは、女性薬剤師は先月23日昼ごろ、自宅で首をつって死んでいた。遺書はあったが、事故原因には触れていなかったという。
事故は11月4〜9日、アレルギー性皮膚炎のため病院で抗アレルギー剤の処方を受けた同市内の1〜12歳の男児10人に誤って精神安定剤を渡し、服用した8人中5人がけいれんなどの症状を訴え入院した。
★いっぽのコメント★ いくら「プロなんだから、間違ってはいけない!」と、口が酸っぱくなるほど言っても、人間である以上間違いは仕方が無いと思う。そこで、大事なのはその後の処理だと思う。死んだら責任が取れるのか。残された家族や被害に遭われた方達はどうなるのだろうか? 幸いにして、今のところけいれんなどの症状を訴えた方だけのようだが、本当に誠心誠意お詫びをしてもどうにもならなかったのだろうか? 命をもっと大切にして欲しい! |